介護職は、社会的貢献度が高くやりがいのある仕事です。しかしその一方で、人手不足問題をはじめ、問題も多く抱えている業界でもあります。
その中でも、介護に携わる者として必ず解決しなければならないもののひとつが法令違反です。介護施設の法令違反には介護保険点数のごまかしや、利用者さんへの虐待などがよく取り上げられますが、それだけではありません。
その一つが、介護職による個人情報漏洩です。特に多いのがメールの誤送信。宛先や添付ファイルなどでミスをしてしまい、情報漏洩になってしまうパターンが少なくありません。メールを送信する前に、間違いがないかよく確認することが大切です。
また、最近はSNSを使っている人も多いですが、名前など相手を特定できる情報をSNSに載せてしまうと個人情報漏洩になります。それ単体では個人を特定できない情報でも、いくつか組み合わせると特定できてしまう場合は個人情報になるため、注意しましょう。
なお、介護士の人間関係によってはそこから不正につながることもあります。介護士同士が結託し、問題が起こっても報告をしていない事例もあるからです。陰湿な「不正」はたとえ、数年に一度調査がはいったとしても、見つけにくいものです。
職員同士の人間関係は、可視化できないため非常に扱いが難しいでしょう。運営側は、それをいち早く察知して改善をしなくてはなりません。運営側も積極的に職員と関わり、不正が行われないように目を光らせておく必要があるでしょう。